生薬の品質により差はあるのでしょうか

2017年01月13日
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生薬というのは、漢方薬に使用されている原材料です。漢方薬と同等と考えられることが多いのですが、実際には別物であり、漢方薬を作る為の材料という認識で間違いありません。健康的な生活を送る為に漢方薬を服用しているという人は多く、病院などでも処方されることが増えています。すぐに効果があらわれることはありませんが、体質そのものを改善してくれる効果があるとして長期間服用しているという人もいるようです。基本的には副作用が緩和されているようですが、人によっては強く出てしまうこともあります。服用する際には、医師の指示通り用法・用量を守ることが大切です。

また、生薬というのは、採取年度や時期、加工調整方法により品質が影響されることがあります。品質は、形態学的手法と種々の理化学的手法で評価されます。また、残留農薬や微生物汚染などもチェックされ厳しい審査を受けています。特に高額な生薬に関しては、偽物や異物が混入したものが多く出回ることが報告されている為、より注意が必要です。また、同じ名前であっても日本と中国での認識の差によって異なるものも多い為、実際の薬理活性の差が懸念されています。実際に処方されているものに何が含まれているのかを知らずに服用している人も多く、その品質が適当なのかどうかを患者である我々は把握することができません。

あくまでも医師の処方のもと、適切であると判断され処方されているものと考えるからです。しかし、先ほども言いましたが採取された年度や時期、加工調整方法などによって効果が変わってくるということを知っておきましょう。最近ではドラッグストアなどでも気軽に購入することができるようになりましたが、成分などをしっかりチェックすることが大切です。自分に合ったものを選ばないと全く効果を実感できないということもあるでしょう。

[参考情報]
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